のるかそるか

自分用の覚書

2022年2月の観劇

 

総括

今月は観に行く予定の2作品がコロナで開幕延期になり、チケットを取り直すというドタバタな月でした。どちらも期間がそんなに長くなくて、初日付近のチケットしか取ってなかったから焦った。

 

作品リスト

『腹黒弁天町』

f:id:k4ui_tr25:20220710230151j:image
コロナで開幕が延期になってしまい、急遽再開予定直後の休日のチケットを取り直しました。「福田悠太×和物=遊女(芸者)と心中」この方程式は『阿呆浪士』でも観たな。
福田さん演じる財前が最初は「俺は遊びなんかしない」って言ってたのに、芸者に入れ込んじゃうのとかめっちゃ好きなやつ。途中死んだか?と思ったら、ノリノリでダンスしながら出てきたときは面白かった。福田さんのこういう役は大好物。
同じ志を持った財前と山岡だったけど、財前は芸者に入れ込み、山岡は現実に呑み込まれていくのが対照的だったなと。拒否したあとの反動ってすごいよねって財前観ながら考えてた。

 

ラビット・ホール

f:id:k4ui_tr25:20220710230216j:image
こちらもコロナで開幕が延期になってしまい、延期の初日が祝日だったのでチケット取り直して観て来ました。
何か大きな出来事が起こるわけでもなく日常と地続きな感じがするなと思った。セットとかも現代風でどこかの家族の物語をの覗いている感じ。
物語は息子を事故で失ったところから始まるけど、小島聖さん演じる母親のベッカは息子が使ってたモノとか動画とかに面影を感じて心乱されるから処分したくて、逆に田代万里生さん演じる夫のハウイーは息子の面影を残すことで心を落ち着かせている。夫婦で失った息子への向き合い方が違うんだなと思いました。
あと事故を起こしてしまった新原泰佑さん演じるジェイソンへの態度も全く違う二人。ベッカはジェイソンを家に招いて話をしたり、彼が製作した亡くなった息子に捧げるために描かれた漫画を読んだりして向き合っている様子。逆にハウイーは事故は偶然でジェイソンは悪くないと頭では分かっているけど、感情が抑えられていない。家を売るために公開してるときに訪問してきたジェイソンへの圧が半端なかった。
ベッカの妹のイジーや姉妹の母親ナットの絶妙な感じもちょうど良かった。家族ゆえに空気が読めなかったり、地雷踏むことあるよね…。
本編とそんなに関係ないところだと、序盤にハウイーが「大学生のときは部屋を暗くして、お酒飲んで、ヒーリングミュージックかけて、口説けばヤれてた」みたいなこと言ってたときに、すごいリアルな男性に感じた。推しのハウイーはなかなかヤバい。
今回出てくる食べ物が本物でケーキとかプディングとかコーヒー?とか実際に飲み食いしてるから観ていてお腹空いた。コラボメニューとかあったら嬉しかったな。

 

『ピアフ』

f:id:k4ui_tr25:20220710230237j:image
山崎大輝くんが東宝の舞台に出るということでチケットを取りました。
大輝くん目当てだったけど、大竹しのぶさんの命削って演じてますみたいなお芝居を観て圧倒された。長年演じている役だけあって、役そのものだった。
1幕にめちゃくちゃ『スリル・ミー』の彼みたいなビジュアルの大輝くんの役があって、1年前に想いを馳せてしまった…。
あと、彩輝なおさんの軍服姿がキレイで幕間にパンフみたら宝塚の元トップスターで納得した。姿が様になりすぎてたもんね。